ミラ、コペンなどダイハツのスピードメー ター周りの 解説
(大幅に修正しました)前回のページはここ

最新情報、
ABSの高度な制御のDVS装着車(4ATのみ)(MTは可能)は、現在のカット方式では取り付け不可能と判明しました。
(DVS装着の車は、CAN制御ですので、CAN用のリミットカットが必要です)
ABS装着の車は継続確認中です。

一番最後の行に詳しい説明有り。

ダイハツ スピードリミッターカット対応状況
すべての車種、車両で動作確認していませんが、ECUの構造から類推すると、
ダイハツの多数のMT、ATに対応していますが、対応できていない車両も存在します。

平成14年以降の、スピードメーター信号が、ABS信号から入力されるタイプのATは現状では動作しません。
(同一車種でMTは動作すると思います)

 *説明*
ダイハツ軽自動のスピードパルスの作成は、
1世代の車種は、ワイヤーケーブルをスピードメーター内に引 き込んで、スピードメーター内で信号を作っていました、
その信号がエンジンECUに入ってました。

2世代は、デフ内に信号発生器が有り電気パルスでスピード メーター内に引き込まれて、その後エンジンECUに入りました。

3世代、現在は、2世代と共存して、3世代が有ります、
ABS信号がABSコントローラに入力され、ABSコントローラからスピード信号が、スピードメーターに入力されます、
ABS付きの車はATもMTも同じです、

ここから説明が細かくなります。
ATは、ATコントローラーが有ります、このコントロール信号が、スピードメーターから出力されています。
スピードメーターが一部車体制御コンピューター化しています(CAN)

MTはATのコントロールの必要が無いので、スピードパルスがスピードメーターからエンジンECU
に入力されここで信号を誤魔化せば、スピードリミットは解除できます。
(ATにも同じ線が存在しています)注1

ATの場合は、スピードメーターからATコントローラーに信号が入力されてATのシフトコントロールしています、
ATコントローラとエンジンECUがCAN信号で直接データーのやりとりをしているようです。(スピードメーターを経由しない)
スピードパルスはCAN信号でATコントローラーから140Kmオーバーの信号がエンジンECUに入るようです。
だから前回ATのダミー配線で解除に失敗した様です。

注1
(ATもMTと同じスピードパルスがスピードメーターから直接ECUに入力されていますが、これがダミー配線のようで、
前回テストしてもらったときこの線でリミットカットの機器を入れましたがスピードリミットを切れませんでした。)

そこで最新AT用のスピードリミットの解除方法は

今まではスピードメーターの後ろの信号でスピードリミッターの解除をしていました、
この場合は、実速の速度が140Kmを超えてもスピードメーターは140Km以上の表示をしました、

最新AT用は、今までの場所で取り付けても解除しません(CAN信号だから無理)
今度は、ABSコントローラーからスピードメーターに入るスピード信号を細工(ATの変速に影響を与えないように)をすれば、
スピードリミットは解除できます、
しかし、実速が160Kmで走行してても、スピードメーターの速度表示がリミットカットの設定速度で停止してします。
今回のリミットカットの設定速度は簡単です、スピードメーターで表示が設定速度で止まるから、誰でも設定できます。
(AT用の設定速度は125KM)、(追加メーターをつければ速度は表示します。)

対象車両
現在動作しない車種はAT下記の車両で動作しないことを確認しています。
ムーヴラテ      '04.8〜      L550S    EF-DET   AT

ムーヴ          '02.10〜    L152S     JB-DET  
AT
                                     L150S    EF-DET  AT
                                     L160S     EF-DET   AT
タント            '03.11〜    L350S    EF-DET  AT
                                    L360S     EF-VE    AT

    協力者を募集しています、今回は少し難しいです、スピードメーターを外さなければなりません、
(実際の取り付けはグローブBOX奥より作業はやりやすいです。)
今回は、テストしてもらう人は1人、か2人、半額で配布します。

スピードパルスの説明

スズキのカプチーノとダイハツの古いミラ、コペンのスピードメーター周りの配線に付いての違いを少し説明します。

最初はカプチーノの配線(スズキ電気式スピードメーター)
配線すべて電気信号で伝達しています。すべて4パルス
ABC、同じ信号です

古いミラ
Eの所はワイヤーケーブルで伝達しています、スピードメーターの中で4パルスの信号を
作成しECUに電気信号で伝達しています。

次はコペンの配線
デフの中に信号発生器がありE,Dは電気信号ですが、E,Dは導通していません。


最新のムーブ(MT)
ホイールのABS信号をABSコントローラー受けスピードパルスを
スピードメーターで受けエンジンECUで受ける、
旧来のリミットカットで解除できる。


最新ムーブ(AT)
基本はMTと同じATシフトコントローラが追加されている、
エンジンECUとATシフトコントローラーでCAN信号(スピード信号含む)を送受信している、
(本来はCAN信号を操作する方がいいのだが)
スピードメーターとエンジンECU間のスピードパルスの配線は現在fも存在している。
この図を見るとスピードリミットカットの方法は、E点で信号を操作するしかないようだ。
(前回D点でリミットカットを入れたが失敗)


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*    一般的には、リミッターカッターは、カプチーノではA点、コペンではD点です、
    この二つの点で、リミッターカッターを接続すると、スピードメーターには、信号は入力されませんから、
    スピードメーターは影響されません、
  最新ムーブATはE点にリミッタカットを入れるのでスピードメーターが設定速度で停止する。
*    MT用は、スピード信号が、140Kmを超えなければ、リミッターは解除できます、
    AT用は、140Kmまで元の信号をコピーして同じ信号をECUに出力して
    140Km以上の時は、140Kmで固定のパルスを出力すればATミッションに影響を与えずにリミッターが切れます。
(実際は、ブースト制御がかかるので125Kmぐらで固定パルスになります。

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2006*2/10

ダイハツの新しい車にはCAN通信(パソコンの様なシリアルケーブルでコンピュータ同士で信号をやりとりする装置)
が付き始めてます。
エンジンコンピューターと電子シフトコンピューター、など

ABSはまだ、CAN通信をしていませんが、ABSの高度な横滑りを制御できるDVSはCAN通信をしています
(速度信号が無いとまともなDVSは動作しませんが)

ABSの高度な制御のDVS装着車は、現在のカット方式では取り付け不可能と判明しました。
(DVS装着の車は、CAN制御ですので、CAN用のリミットカットが必要です)
ABS装着の車は継続確認中です。

だからオプション装備のDVS装着車(4ATのみ)は現在のわたしのリミットカットで速度リミッタは切れません。

    スピードパルスの経路は、
A     ホイルセンサ
B        ABSコントローラ(DVS)
C            スピードメータ
D                エンジンECU
 の順番で信号が送られます。

そこでABS-------((リミットカット))--------スピードメータ に割り込みを入れます。

CとDはCAN通信してますのでここにリミットカットを付けても、速度信号がバイパスしますので切れません。

DVSの場合、BとCとDが 並列に信号を共有します。
AとBの間にリミットカットを入れればカットできます、セルシオなどそのようにしてリミットカットしている物も有ります。
(配線面倒、2本1対ですから、4本のタイヤで、8本のケーブルに割り込みしなければなりません
実際には16本の配線です。

将来はCAN通信を解析する予定ですので、そのときはECUのCAN通信に割り込みする物を販売予定。
半年はかかります。

DVS
 滑りやすい路面などにおいて、ブレーキ、トラクション、横滑りなどを制御し
 安全な走行をサポートする。

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