10000回転オーバー、フルデジタルCDIの説明
上が旧アナログ&デジタルハイブリットCDI
下が新フルデジタルCDI
緑の部分のコンデンサを外しました、ボリュームが1つ増えました
上の図の緑はノーマルCDIの点火角度、低回転は遅角しているかもしれませんが簡単に固定で表示。
黒線が新フルデジタルCDIの点火時期角度ピンクの矢印の間をボリュームで調整可能、
カブ系エンジンのフライホイルピックアップは大体BTDC27度です、
セルつき4速エンジンの場合はBTDC22度です、BTDC22度の時はすべて5度下にずらしてください。
緑から黒が1度上がってますが、これは、アナログ式だと、コンデンサ遅れで1度遅角します、
電子式だとこの遅れが無くなり1度ずれます。
説明はモンキのエンジンをベースに説明します。
モンキは最大進角アナログ進角だとBTDC27度、CD90の電子式を使えばBTDC28度です、
だいたい、フライホイル外周の1mmが約1度です、
ボリューム調整でアイドリング時ピックアッププレート分遅角します、
上のグラフでピンク1の矢印の間が調整可能。
基本角度BTDC28度、プレートの長さは15mmでボリュームで0度から15度まで遅角します。
高回転ではピックアップコイルをボリュームで、0度から22度(22mm)前に電気的に賢く移動させる物です。
ピンク矢印 2. 3 ですこの間を調整可能。
3500回転の点火時期だけは調整できません固定です、ピックアッププレートを削れば可能。
モンキ、ゴリラ、カブ、ジョルカブなどホンダ横型エンジンには対応します。
デジタル制御の電源が必要なので12Vのバッテリを積んだ車種限定、
6Vやバッテリーレスは使えません(12V電池を積めば電池が消耗するまでは動作します)
基板上左のボリュームを右に回せば3500回転まで28度固定進角。
基板上左のボリュームを左に回せばプレート最大遅角まで遅角します。28-15=BTDC13。
波形の電圧に依存するので遅角の角度は異なる場合があります。
(2000回転までアイドルボリューム角度の固定進角(BTDC13)。
2000回転から3500回転までスムーズに進角)
基板上中のボリュームを回せば5500回転左で0度、右で22度進角します。
基板上右のボリュームを回せば8500回転左で0度、右で22度進角します。
(内部プログラムは22度を256階調の電圧で調整しています)
左下(黄色)のボリュームは他機種調整用、(次の基板では撤去予定)
緑色のチャージコンデンサは小さいですけど400Vの耐圧は有ります、
動作時はコンデンサに200V程度の電圧があります、指で触るとがつんときます、
停止時でも1回分の点火エネルギ-がチャージされています。
水分があるとリークしてマイコンが壊れます、防水には注意してください。
配線の色 ピンク線電源12V、緑線GNDアース、空色線はパルスセンサ入力
オレンジ線エキサイタコイル入力、茶色イグニションコイル出力
このCDIは電源が入れば常時電気を消費しますので、キーオフで
12V電源が切れる線に接続するか12Vを手動で切れるようにしてください。
ニュートラルランプの黒線に繋ぐと良いでしょう。
(注意)ヘットライトなど、エンジンが始動して点灯するランプにはCDI 12V電源を
絶対接続しないでください、交流12Vが流れてます繋いだだけでデジタルCDIが壊れます。
http://www.geocities.jp/jmxwc012/zyoru/haisenn_CDI.html
プリントでは不鮮明なところが少し詳しく見えます。
最初は進角無しで動作確認してください、(アイドルボリュームは中立で)
まず3500回転以下がスムーズに加速するか確認してください。
その後、高回転で少しずつ進角させてテストしてください、
進角させても燃料が薄いとトルク感を感じない場合があります、
進角させて燃料を濃くするとトルクが大きく感じます、
進角させないで燃料を薄くすると回転上昇が速く感じます。
セッティングは好みです。
最大進角が27度の場合最大49+1度まで進角出来ます
進角でピストンが凹む場合もあるので注意して進角させてください。
レブリミッタありません動作の限界まで回ります理論値17000ぐらいでしょうか
単気筒なので耳で感じるよりも高回転です。
コネクタはギボシで接続してください個別車種専用のコネクタは有りません、
ノーマルのホンダエンジンでも既存のギボシの場所を探すと
1箇所以外はギボシや平端子を接続できます。
保護ダイオード
電源を12V取りますアースは0V逆に接続すると内部のレギュレーターが壊れます、
これを回避するために保護ダイオードを取り付けて電源を接続してくだい、
ピンクの線にダイオードを直列に接続してください、
0V側には、つけたらだめですよ、信号を感知できなくなります。
ダイオードは同封しています。
慣れた人は6極コネクタで接続してノーマルCDIを予備で常備しいつでも変更可能な
状態だそうです。バッテリ切れの時安心ですね。
モンキーの配線図を利用した簡単な図は付属します。
http://www.geocities.jp/jmxwc012/zyoru/zyoru_CDI.html
防水性がないので、セッティングが終われば防水対策をしてください、
振動で金属疲労でリードが折れる場合もあるので
ケースのボリュームのところに薄い樹脂をかぶせて
緑のコンデンサは必ず固定してください振動でリードが折れます。
シリコンシーラーを充填すると便利ですねじ側もシールしてください。
不明な点はメールください
配線 1 配線図 配線
2 CDI図
フルデジタルCDI製作記録_1
フルデジタルCDI製作記録_2
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