スピードリミッターカッターの基本構造
2005年4月修正
個人的にマイコン入門のような感じでスピードリミッターカッターの作成を開始しました。過去に作ったもの
は、単機能でプログラムを見たら、稚拙なものでしたので、新しく作成し直しました。、市販されているリミッターカッターは、いろいろな方法で回路を作って
いると思います、私が一番まともと思う信号処理を作成しました。
スピードを測定するために自動車は、デフにパルス発生器を仕込んでいます。カプチのMTは図2のようなパルスを発生する
オープンコレクタータイプと、ATは図1のようなサイン波を発生するタイプが有ります。
スズキの新しいK6Aのエンジンを積む車は図2のタイプに変わりまし
た。
この信号をマイコンに入力して加工してECUに出力するわけです。
それと、ATは、リミッターを解除するのは工夫が必要です、ATのスピードリミッターカッター
は、カタログを見ても、売っているところを知りません、(販売している
所は有りました、パルスピードで販売しています、ブーストカットとセットで価格は少し高めです)、ATは、変速機が、スピードパルス信号を
拾って変速していますから、90Kmまでは、入力と同じ信号を出力し
なければならないので、適当な回路では変速機が故障します。
3ATでは100Km/hぐらい、4ATでは125Km/hから
130Km/hぐらいの狭い範囲で設定しないと不具合が有りそうです
スズキ4ATのページを見てください。スズキ4ATページ
MTとATは、信号を発生する方法が違います(ATは、なぜ違う方式の信号を使うのか、これは理由が有りましてMTのパ
ルス発生器は、パルスの発生ごとに機械が接触して、消耗していきます(故障する可能性がある)、ATは信号の発生ごとに接触しません、非接触式(故障の可
能性が少ないためです)。
上に記載したように現在のスズキの軽自動車では同じになりました(信頼
性が確保されたのかもしれません)。
ABSのパルス発生器はほとんどこのAT方式です。
信号ですが、MTもATも実際に利用するのはプラス側だけでマイナス側は利用しません。
では、どのように信号処理をするか。まずは、このパルスを測定します。時間あたりのパルス数は図3のように速度に比例します。信号は、みな
さん、ご存知のように140Kmでリミッターがかかるので140Km
以上出力しません。
方法は2つ、図3の ように140Kmでフラットにして出力するか、図4の ように140Kmでパルスを間引いて、半分のパルスにするか(一番新しいCAN、シリアル通信方式の車例えばS2000などは、この方式でリミットカット をしている)パルスの時間を、半分にすると、面白い事になります、ECUに直にいれると、変わりませんが、デフの出口のす ぐ後に入れれば、メーターの表示が140Kmまでは通常どうり表示しますが、 140Kmを超えるとメーターは70Kmを指し次のリミッターがかかるメーターの(280Km)140Kmまで動きます、まるで追加メー ターが付いたような動きです、欠点は、距離計が半分しか積算しない事。
図4の方法はATでは使えません、ATでは、前に変速機がスピードパルス信号を利用していると書きました、図4を利用す ると、 140Kmの次に70Kmになりますその時ATは3速 から2速にシフトダウンするのです、やはりAT は図3、MTは、図4にするしかないようです。
そして、自分用の最初は、すこし見栄えをよくするために、スピードメーターテストを追加しました、
キーを挿し込んで、電源オンで40Km
を3秒間針が、指すように作りました。どこか
のメーカで見たような記憶があります。
この機能は現在動作しません、ダイハツや他車と共用にした時危険なので省略しました。
パルス信号を加工する、機器は、ほかにも、いくつかの応用がありす、それは、0Kmから変化させると、他にもいろいろ利 用できます、カプチでは付いていませんがオートクルーズなど日本車は110Kmぐらいまで設定できますがそれ以上は設定できません、しかしパルスを半分に すると、220Kmまで設定する事ができるなど。
他に、セレクターで、速度を2倍と、通常、半分、を使い分ける事ができれば、ATでは、燃費モード、加速モードなどいろ いろ応用ができます。
それではスピードリミッターカッターの2パターンのプログラムと、信号処理の、回路を作ります。
MT は、線は1本です、ATは、2本の線が有ります、ですから、基盤は、AT、MTの専用基板になります。